地方・低学歴・低所得世帯という三重苦から脱出した話/本当に恐ろしいのは情報格差
あまり大っぴらに書くのもなぁと思い、今までブログには少ししか書いてなかったけど、自分がゆるい働き方とか転職とか外資系とかをすすめる記事を書いてるのは、別にキラキラOLだからでもイキリたい訳でもなく、わたし自身が地方の低学歴・低所得世帯出身者で、そこから抜け出すための情報があまりなくて苦労したから、同じ境遇の人や誰かのヒントになればなぁというのが大きい💦
これを書かずにやたらキャリアとか押し出すと、変な感じで伝わったり、伝えたい人に伝わらない気がしたので少し書いておこうと思う。
今はお金の不安はなくなった
で、実際抜け出せたかどうかという意味では、20代前半までの青春を十分に犠牲にした甲斐もあり、お金の不安はせずにすむようになった。
もちろん雇われの身なので資産が1億あるとかではないし貯金額もしれてるけど、どんな会社でもそこそこお給料が見込めるスキルがついたし、最悪一人でも家族を養える程度には稼げるようにはなったから将来の不安は少ない方だと思う。
あと、お金に不自由していない人たちを見る機会が増えたから、持たざる者の目線で、彼らを豊かにしている原因について敏感に気付ける方だと思うので、色々と伝えていけることもあると思う。
勿論、幸せの形も人それぞれで、方法も世の中に沢山あると思うし、まだまだ探し続けたいと思う。
ただ、自分がもっと早く教えて欲しかったと思うことを、少しでも書いていって、どなたかのこれからの人生のヒントになればなぁというのがこのブログをやる意味だと思うので。
ちなみにこういう低所得層からの成り上がりの身の上を昔好きだった男性にしたことがあるんだけど、みごとに引かれた。。
友達にしろ恋人にしろ、ハングリー精神とか、そりゃ求めてないよね。その男性以外に身の上を話したのは今の夫だけで、彼はひかなかった唯一の人になる。
とにかく情報が周りになかったよ
両親は大学出ていないし、専門職でもないし、低収入だから日々の暮らしで精いっぱい。
(その割に家を買ってたり子供が3人いたりする訳で、投資関係のマネーリテラシーの高い方々からすると、色々つっこみどころがあると思う。)
どうすれば豊かになれるのか、周りに見本になる人がいないから分からなかった。
それでもわたしの場合は、たまたまハングリー精神旺盛で、どうにかお金に不自由したくない気持ちが強かったから小学生の頃からどうやったらお金持ちになれるのか考えて探してた。
でもそうじゃなくて普通に生活していれば、何か特別なアクションを起こすこともなく、低所得世帯のままだったと思うから怖い。
わたし以外の兄弟2人はそんなアグレッシブじゃなかったから大学も出てないしね。
社会に出る前にある資格を取ったんだけど、その資格仲間を見てると、親とか親戚とか、親の知り合いとか大学の友達とか、身近なところからその資格の存在を知ってた人が多くて、わたしみたいに低学歴・低所得世帯から来てる人はごく稀にしかいなかった。女性だと全然いなかった。
世帯の所得の格差が子供への教育格差を呼ぶことはよく言われるけど、情報格差もかなり大きい。
努力すれば報われる方法がいくつかあるとして、その情報が低所得世帯にまでなかなか届かない様な社会の仕組みにでもなってるのかなと勘ぐってしまう。
情弱ビジネスとかよく言うけど。
昔はネットもそんななかったし、ネットがある今でも、正確な情報にたどり着くのってむずかしい。
ネガティブな情報は出回りやすいけど、世の中のネタバレみたいな、うまく乗り切る方法ってあまり表に出てこない。
みんな貧しくて苦労してる方が安心できるし、その方が叩かれにくいからかもしれない。
それでも意識して探し続ければいつかはたどり着ける気がしてる。
情報格差はこれからの時代ますます大きいと思う。ネットに情報が溢れてるからこそ、難しい。
情報リテラシー、だいじ。
参考までにわたしの場合
幾つかの記事にバラバラ書いたけど、
✅資格を取ったこと ✅海外就職したこと ✅東京に出てきたこと
が大きかったと思う。
わたしの職種だと英語ができるとかなり給料はねあがるから、英語はかなりコスパのいい努力だった。
英語ができると言ってもペラペラである必要はなくて(帰国子女じゃないし無理)。
英語に限らず、レア人材であればあるほど、給料ははねあがる。
あとは儲かってる業界や部署に所属するとか、いろいろ方法はあると思う。
学歴は攻めの要素じゃなく、守りの要素でしかなくなってきてる
困るのが、昔のやり方が通用しなくなること。
前の記事でも引用したツイートだけど、割とこういう話は聞く↓
旧帝早慶でもコミュ力微妙だったり配属の当たりが悪くて新卒でええとこ潜り込めなかって辞めてその次も条件悪くて辞めてとかやってたら、ほんとに30年後にはタクの運ちゃんとかコンビニの店員とかせざるを得なくなる人が一定数出てくるんですよ。そういう恐怖を持ってる人は少なくないと思いますよ。
— テポドン東京 (@pannacottaso_v2) 2017年9月28日
東大卒でも結構そういう例を見聞きする。
ちょうど昨日こんなツイートも見かけた。
どんなに優秀な人材でも、稼げる場所に身を置かなければ、見込み収入に上限ができます。
— エルモ@仮想通貨&Blockchain (@newpapalife) 2018年2月19日
成果の9割は、市場選択のメタゲームで決まることは案外知られていないですよね。 https://t.co/bVyPMSZqMX
これはほんと大事なこと。
よく転職価値をあげるために役に立つ職歴をつけようとか、Excelとか資格とか語学とか色々言われることはあると思う。
でもそれらはそんなに収入には直結しなくて、それ以上にこのポジショニングが待遇を決めてることはあまり言われてない。
ツライ、忙しい、大変な仕事やポストだから待遇いいと思われてることが多いけれど、実はそうじゃなくて、余裕のある会社だから待遇がいいというのが真実だったりする。
そのために、稼げる職種や会社や地域にいかに注力するかがコスパいい努力だということを知ったのはここ5年くらいのこと。←結構最近💦
いま儲かってる職種を知ってますか?
あなたの職種で給与水準の高い業界はどこか知っていますか?
どういう経験がある人が足りていないか知っていますか?
給与水準が高いからといって、入るのが難しいとは限らない。
このあたりを疑問に思って探し続けて行動におこしている人は案外少ない。
これだけでも5年後、10年後の生きやすさが全然変わってくる。
大変なのが当たり前と諦めないで、ぜひ探してみてください。
ちょっと長くなりすぎたのでこの辺で。
また引き続き、自分が見た世界で気づいたことをどこかの誰かに向けて書いていきたい。
願わくば色んな人にもこういうこと書いてほしいけど、メリットない上に反感や嫌悪感を買いやすいからあまりない気がする💦
橘さんの本とか、勉強になるけど炎上してたもんなぁ…
出来るだけ書いていけたらいいな(←ちょっと弱気
【今までに書いた関連記事】
海外就職のことは少しこちらに書きました。➡海外転職の良かったこと悪かったこと(前編)-過労で日本が嫌になって国外逃亡してみたけど… - 無理せず仕事も投資も子育ても
今は海外就職より、日本で外資目指すのが一番コスパいいと思ってます。➡年収UPのための英語学習のヒント/MBA卒の外交官でも英語ができない? - 無理せず仕事も投資も子育ても
他にもコスパよく稼いでる人が色々いたので、こちらに少し書いてます。➡無理しない年収UP案/社内で出世目指す努力より、経歴盛って転職する方がコスパよい説 - 無理せず仕事も投資も子育ても
海外経験あるとまだまだ楽に稼げてる人は多いみたい➡これからの若者は学歴より海外経験?/お受験よりバイリンガル教育の方が報われやすいかも - 無理せず仕事も投資も子育ても
ゆるい働き方・キャリアについて書いた記事はこちらカテゴリからも➡
ゆるい働き方・キャリア カテゴリーの記事一覧 - 無理せず仕事も投資も子育ても
【影響受けた本】
🍃 橘さんはいつも自分の固定観念をひっくり返してくれるので大好きです。
🍃マネーリテラシーと言えば山崎さんのお話がいつも勉強になる。
🍃英語が話せなくて職歴もないのに外資系に転職したずんずんさん。
ずんずんさんについてはこっちの記事でも書いてます➡